「8割きれい」を目指す人には

片付けの苦手な人が、できそうなことをひとつだけ決めて行う方法では、習慣になるまでそれなりの時間がかかり、全体的に見たときに、時間をかけて徐々にきれいになっていくイメージです。それよりも、完璧でなくても8割程度の仕上がりで十分という人におすすめの方法があります。すみずみまで完璧に片付けようと思うと、なかなか気も進みませんが、細かいことは省略して、「ぱっと見きれい」で十分であれば、それほど時間をかける必要はありません。

やり方は、単純にテーブルや床、カウンターの上、壁面などの目立つ場所のみに限定して片付けていくことです。

収納庫の奥まで手をつけてしまうと、収拾がつかなくなり、時間がかかるだけで、結局中途半端に終わってしまうことになりかねません。素早く片付けたい場合は、収納庫はそのまま放置しておくことです。

ものを捨てるかどうかの判断は、5秒ですることがカギとなります。判断基準は、「必要なもの」と「不要なもの」に分けることですが、5秒で判断できないものは、無理に捨てずにとっておくようにします。

このようにして収納の空いたスペースに、表であふれているものをしまっておきます。

仕分けるときには、必要なものを入れる箱、判断がつかないものを入れる箱、こまごまとしたものを入れる保存袋、貴重品袋、ごみ袋、持ち手付きのカゴ、仕切り付きのカゴなどを用意しておくと、便利で作業がはかどります。

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